研修会

ネクストホープ研修に参加しました

ネクストホープ研修 福島県 他職種 震災

2022年11月5日は、郡山のポラリス保健看護学院様でネクストホープ研修会が開催されました。

私は初めての参加でしたが、本研修会は今回で7回目の開催であるそうです。

今回も福島県内の医療関係の学校の教員の先生と学生さんが集まり、学生さんは160名の参加がありました。

本研修会ではこれまでにも、ドクターヘリで戻ってきた医師やパイロットの方にインタビューしたりと、様々な方法で他職種と交流を取る研修会を開催されているようでした。

今回はコロナ感染拡大もありシンポジウムという形での開催でしたが、看護、保険、薬剤、リハビリの4つのジャンルで震災の時の活動報告を聞くことができました。

お話のメインは2011年3月11日に発生した東日本大震災の時のお話です。

当時私は地元の山形県の病院に勤めており、午後の部が始まり、お一人目の患者さんを治療台にご案内している最中に震災が発生しました。

震災の後は山形も丸一停電となり、雪の降る寒い日でしたので、寒くて震えていたことを思い出します。

ただ、今日聞いたお話は被害の最も大きかった福島県のお話であったため、想像以上に過酷な状況の中、医療職として職種の垣根を超えて助け合いながら活動されていたことがとても良く分かる内容でした。

個人的に感じたのは、福島県の場合には原発の問題もあったため、地震は落ち着いているのに原発の関係で避難が必要になってしまったりと、自宅で生活できない方が、長い期間をかけて増えたり減ったりしていて、他県に比べ、震災による医療職の活動期間が年単位と非常に長く、体力的にも精神的にも大変であったことを感じました。

震災の時に、それぞれの医療職種がどのような活動をしていたのか、理学療法士の活動はある程度把握していましたが、他の看護、薬剤、保険のそれぞれの関係者の方々の活動については知らなかったため、とても参考になりました。

本日の研修は普段私が学んでいることとは異なりますが、医療という分野で繋がっていることです。
医療の様々な形をまた一つ学ぶことができました。

普段学ばないことや、普段お会いすることのない方との交流は、自分の中の引き出しを豊かにしてくれるので、改めて大切であると感じたのと同時に、久しぶりの大勢の対面での集まりに参加でき、やはり対面の良さを実感した日ともなりました。